歯科矯正を始めるとき、即ワイヤーをとりつけるものだと思っていました。
しかし、私の歯列ではそれだけでは不足していました。
親知らずが上下左右にあり、かつ、他の歯を水平に押すように生えていたのです。
そのため、ワイヤーを装着する前に、まずは親知らずの抜歯が必要でした。
実は歯科矯正を2回目に決意したとき、左側の上下の親知らずは抜いていました。
もう10年前の話なので、完全に忘れていたのです。
喉元過ぎれば熱さを忘れる。まさにこの言葉があてはまります。
いざ、今回、口腔外科の処置室に座ってみると、心の準備が不足していたことに気づきました。
処置後しばらくする(部分麻酔がきれてくる)と、めちゃくちゃ痛いです。
10年前は、大人が5~6名集まって叩き割っていましたし、
今回は、機械をフル活用して砕いていました。
親知らずの抜歯は、通常、歯1本ずつ行うことが通例だそうです。
しかし、歯科矯正医の紹介で、1度に上下ともに抜歯してくれる口腔外科に行きました。
歯科矯正医には抜歯できないそうです。同じ歯科医にも、「餅は餅屋」があるんですね。
1週間ほど痛みがあるため、鎮痛薬を飲みました。
痛みはひいてきました。しかし、私の場合には、上顎洞に穴が開いてしまったらしく、
鼻水をかんだら口の中に鼻水が落ちてきたり、うがいをすると鼻にもれたり。
あげくの果てに、つねにクサイ臭いがしたり。最悪の結果でした。
結局、1回で済むはずの口腔外科の通院は3回に。
1回目「処置」、2回目「上顎洞炎を抑える処方箋」、3回目「服薬の効果確認」です。
クサイ臭いなどのトラブルがなくなったのは、抜歯して3週間がたったころです。
とても、面倒でしたが、これも「No Pain,No Gain」の精神が大切だと感じました。
直訳すると、「痛みがない、得るものがない」。意訳すると「痛みなくして、得るものなし」。
つまりは「苦労なくして、得られるものはない」という言葉です。
これは、ユダヤ教の聖典に書かれているそうなのですが、
投資するにあたって、とても大切なことを、私たちに訴えかけてきます。
この痛みやトラブルを乗り越えて、キレイな歯列をゲットしたいと思います。
歯列矯正を考えている方、まさに今、矯正真っ最中の方、一緒に頑張りましょうね。
No Pain,No Gain!!です。
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